So-net無料ブログ作成

うつ病の回復過程から推察する病理の本質

疾病は病理の本質によりそれぞれの回復過程を示す
回復に要する時間もそれぞれである

たとえば
壊死に至らない程度の血流停止がもたらす細胞の機能停止は比較的速やかに回復する
即座にあるいは一日以内程度

筋肉が挫滅した場合は部位によるが回復に数ヶ月を要する

脳内出血などで脳神経細胞の一部が完全に死滅して、
新しい側副路が完成するまでは数カ月から数年かかる

ーー
我々が日常しばしば遭遇するうつ病のタイプは、慢性持続性のストレスの結果として、
脳神経細胞が一時的に機能停止したものと考えている
死滅していないので、その細胞が回復する過程である。

マラソン選手が走ったあとの筋肉の回復の過程。
プロ野球投手が投球したあとの腕の細静脈が壊滅から回復する過程。
こうしたものに似ていると想定している。

通説ではうつ病の発生から回復まで3ヶ月から6ヶ月程度と言われる。
発生の時点が特定できないので、病理の持続時間は不明である。
しかし外来通院を始めてからは数カ月の経過となる。

血管が関係して細胞機能停止したあとの回復と考えると
その細胞が生きているならもっと早いし
死んでいるならもっと遅い

悪性腫瘍や変性疾患とは別のものだ。

そうすると、ストレスに起因して、何か有害な物質が細胞内に異常に蓄積し、
分解しきれずに、一時的に細胞が機能停止したものと考えれば、
数ヶ月の時間尺度にはちょうど一致する。

アルツハイマー病が異常物質蓄積性の典型的な例である。
しかしそれよりは回復が早い。

ーー
脳神経細胞の特定の場所が機能停止するからうつ病になるのかと言えば
そうでもないような印象を受けている

たとえば、うつ病に直結する脳の部位があるとして、
そこにピンポイントに脳梗塞が起こってうつ病になるとしたら、
MRI画像とうつ病症状は一致して出現し
今までにたくさんの症例が蓄積されているはずである。
そしてどの場所であれば、憂鬱優位、どの場所であれば、億劫優位、
希死念慮はどの場所と関連が深いなどと言われているはずである。
しかし実際はそうではないようである。

ーー
あれ、全然本質が提示されていないですね。
手がかりとしては回復までの期間が考えられるということ



共通テーマ:日記・雑感