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疲労性うつ病の分析

うつ病には疲労性うつ病、精神病性うつ病、性格因性うつ病などがあるが

そのなかで、疲労性うつ病について解説する


慢性持続性疲労の結果生じるのが疲労性うつ病であるが、

その中には双極性障害の場合のうつ病、統合失調症の興奮期の後のうつ病、なども含まれる

なぜなら、躁状態は慢性持続性疲労を引き起こすことがある、また
統合失調症の興奮期には慢性持続性疲労が生じるからである。


疲労からの回復を考えるに当たり、

疲労と回復のリズムを支配している細胞群を考えると、次のものが確実に考えられる。最近はもっと別のものも提案されているが原理は同じなのでここでは省略する。

1.概日周期。Dとする。

2.月周期。Mとする。

3.年周期。Yとする。

1.については、一日の睡眠覚醒のリズム、食事のリズムなどに見られるもので、人間の場合、フリーランでは25時間程度と言われている。現実の日照により訂正され、24時間周期となる。

2.については、月の運行に関係し、潮の満ち引き、月経周期などと関係する。

3.については季節性の変動と関係するもので、熊などが冬眠したり、鮭が季節になると川を登ったり、また、季節性うつ病や非定型うつ病で一年の周期が見られるものなどに見られる。


疲労と回復の実態は明らかではないので、ここではエネルギーとして記述しておく。リビドーでもよい。

全体のエネルギーをEとすれば


E=D+M+Y


となる。回復時間の異なる3つのエネルギー・タンクが結合されているイメージである。


ここで一日の活動を考えると、昼に疲れ切ったとき、夜にはD=0%となる。そして睡眠のうちに次第に回復し、Dは100%近くとなる。

しかし、昼に疲れ切った日が続くと、0%からの回復は次第に減少し、朝になっても例えばD=20%までしか回復しない場合がある。

脳はその場合、Mからエネルギーを借りてきて、一時的にDを100%にする。

このエネルギーの借り出しを何度も続けるとMは0%となる。

Mが0%だと機能不全となるので、Yから借りてきて、Mを100%にしようとする。

このようにして、Dの不足分をMで補い、さらにMの不足分をYで補うメカニズムを想定する


慢性持続性疲労が続くとついにはM=0%、かつY=0%となる。

ここで次の日にD=0%となれば、E=0%となり、うつ病が始まる。

D,M,Yのそれぞれの疲労と回復に要する時間は個人差がある。

Mが早くなくなってしまい、Yからの補給が遅れるタイプの人は、数ヶ月単位でのうつ病を経験する。

MもYも早くなくなってしまうタイプの人は、季節性うつ病や非定型うつ病を経験する。

疲労性うつ病の治療は、

D,M,Yのそれぞれのタンクを満タンにすることである。

Dの回復は、一日よく休むこと。

Mの回復は、数ヶ月単位でよく休むこと。しばしば言われるのは3ヶ月から6ヶ月である。

Yの回復は1年以上を要することが多い。


EDMY.PNG


Yが30%なのにMが100%だからと3ヶ月で出社するとうつ状態に戻ってしまう


鑑別としては、どのようなプロセスでうつ病になったのかを検証することが大切で、

Mのタンクの問題か、Yのタンクの問題かを考えることである。


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以上のように書いてみると、やはり大した考えではない。

しかしDAM理論と結合すると有用性が分かる。


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上から下に水が流れるイメージで言うとこんな感じ


1112558.PNG